こんにちわ 元汚部屋出身者のjunnyです。
今回は思い切って恥を覚悟の上で記事をかいてみます。
私は小学生で自分の部屋を与えられたころから部屋の片づけが全く出来ない子でした。
いわゆる汚部屋状態で学生時代から社会人 主婦生活をその散らかった部屋で過ごしてきた
汚部屋歴約30年の熟練 元汚部屋職人(?)でした。
そんな私も今はスッキリモノが少ない生活 いわゆるミニリマスト的生活に片足を突っ込んでます。
その体験談をふまえて 今回はその汚部屋がもたらしてきた悪影響や改善した後の良かったことなどを記事にしてみました。
汚部屋になってしまった理由(言い訳含む)
まず なぜ私が部屋を片付けることが出来なかったのか 言い訳も含めてちょっとさらっとお答えします。
理由1 実家にはモノが多く散らかっていたから
家の中は確かにモノが多い方だったと思います。
そして部屋の中も取り込んだ洗濯物や新聞など 他の友達の家に比べると雑然として散らかってました。
でもそれは兄弟が多かったし母親も忙しかったから仕方なかったのかもしれません。
物をつかったらしまう 片づけるというしつけ教育もされてきませんでしたので
片付けの習慣が身についてませんでした。
因みに他の兄弟は汚部屋ではありませんでした 私一人のみです・・・。
なので環境が理由というのは やや理由としては薄いかも
理由2.多動症候群だったから(ADHD/ADD)
詳細はまた記事にする予定ですが、わたくし診断済みのADHDでして
もう今は認知度も高まったのでご存じの方も多いかと思いますが
ADHDの症状の一つに部屋が片づけられないというものがあります。
脳のしくみのせいにするのは ほんと言い訳にしか聞こえないかもしれませんが
確かに実際かつての私はその症状がひどく 日々頭の中が混乱して片づけるという概念が頭の中からすっぽり抜けてました。
そして好奇心旺盛で次から次へと興味のあるものに手を出すのでその道具がどんどん増えてしまいました。
元々片付け方が分からない上に趣味のものが増えるので散らかるのは当たり前ですね。。。
理由3.心の病気だったから
具体的な何の病気?と聞かれると 医者ではないので答えることは出来ませんが
機能不全の家庭に育ったので心の病気になってしまった兄弟は他にも多数います。
症状としてはそれぞれで異なりますが 私自身はわりとよくある買い物依存的な要素がその症状としては出てたと思います。 これは学生時代ではなく主婦になりお金を自由に使えるようになったころにそのような状態になりました。
心の中にポッカリと空いた穴を埋めるように本を買い、道具を買い・・
好奇心からのものと 病的なものと両方合わさって 物がどんどん増えていきました。
汚部屋状態で過ごすことの弊害
そんなこんなで 家の中はもとより頭の中もとっ散らかってた私
物が多くても散らかっていても あまり気にせず平気な人もいると思いますが私はけして平気だったわけではありませんし むしろ視界に入るその乱れた状態は不快のもので それもまた鬱症状を悪化させるものとなりました
なら片付けろという感じですが どうやっていいのか本当にわからず長年苦しみました。
では次は 私自身が感じた弊害 デメリットを挙げてみます
人が呼べない
学生時代は全く片付けが出来なかったので友達どころか兄弟すら部屋に入ることは出来ませんでした。
社会人になって寮生活になった時も やっぱり散らかってしまって同じ寮にいる友達を部屋に招きいれることが出来ませんでした。
寮をて出て一人暮らしになると更に悪化して 足の踏み場もないほどの魔窟状態。
それは結婚して子供が産まれても変わりませんでした。
訪ねてきた親族や姉も 子供が小さいから仕方ないよと言ってくれましたが内心は呆れていたと思います。
探し物に時間をとられる
どこに何があるのか分からないので いつも探し物をしてました。
タイムロスが多いので損しますね。
たいてい 何度も探したはずの場所にで見つかります。
何度もここ探したのにぃぃ!と歯がゆい思いをしてました。
同じものを買ってしまうので無駄買いも増える
探しても見つからなかったら 仕方ないので新たに買わなくてはいけなくなります。
私が特に無くす頻度が高かったのが
家の鍵(20本近く合鍵を作りました)
ボールペン(100本近くあちこちに転がってました)
それ以外にもやたらと 同じものを買ってしまう傾向がありました。
要は不経済なのです。
不健康になる
小さいころから 多少虚弱体質ではありましたが 部屋が散らかってると余計に心も体もダルく重くは科学的にも立証されてるそうです。
うつ病との関連性も強いそうですね。
鬱だからそうなるのか その状態だから鬱になるのか
どちらが先でも後でも相乗効果で更に悪化していくという悪循環になるというのが現状でしょう。
スピリチュアルな観点から見ても良くなさそうです。 運気も下がりそうですね。
汚部屋から脱出した転機 きっかけ
何とかしたいなと思いつつも どうにも出来なかった汚部屋。
整理整頓の本など いろいろ試してとりあえずは綺麗には片付いても結局また元の木阿弥。
それを繰り返してきた私が やっと綺麗に片づけられるようになったきっかけは
やましたひでこさんの 断捨離という本に出合ってからです。
部屋を片付けるのに ”物を捨てる” という発想が全くなかった私には衝撃でした。
物が多すぎるという自覚もありませんでした。
片づけるのが苦手だから散らかるというのも間違いはないのですが
そもそもがモノが多すぎたんですね。
そして私みたいな管理能力がない人こそ このメソッドは向いてることも分かりました。
現在の様子
現在の我が家(拠点は3つあります)※2020/5月追記 拠点は 4つに増えました
いずれも 物が整理整頓されたうえに 実際のモノの量もかなり減りました。
1つ目の拠点 現住所
元々私が住んでいて家族と共に生活をしてきた拠点で 断捨離に目覚めた場所でもあります。
現在は1~2か月に一度帰ってます
何年もかけて断捨離を行い インテリアもホワイトベースのシンプルモダンな部屋でこの一年でも更に物を捨てました。
過去5~10年ぐらいで相当なものを捨ててきたのにまだ これだけ捨てなくてはいけないものがあるの??と 驚きましたが これが現状でした。
一応現住所があるのがここで 将来的にこの拠点をどうするのかは未だ不明です。
でもいつでも 無くなってもいいように今後も清掃&整理&処分をしつづける予定です
メインの拠点ではないので私自身の私物が極端に少ないです。
第2の拠点 職場がある住まい
現在の生活においてメインとなる拠点です。
なので一番モノが多いのがここ。 しかも居住スペースは2人暮らしで1DK。
その代わり 昼の職場でもある事務所スペースも自由に使えるので 生活用品も多少そこに置いてます。
私自身の趣味のものは今回新しく出来た拠点に9割移しました。
今の生活スタイルだと その趣味をするような暇がないということを自覚したからです。
相方さんの方の趣味は全てこの拠点にあります(相方さんも多趣味)
ここはまだ課題が多く これから頑張ってもっとスッキリさせたいと思ってます。
第3の拠点 一戸建ての古家
最近出来た拠点が一番スッキリとして理想に近い場所となってます。
同居してる老夫婦がいるという条件ではありますが自分たちの居住スペースは 捨て変態こと ゆるりまいさん並みのモノがない部屋状態で大変居心地の良い部屋となってます。
と言っても、物がないことだけにこだわってるわけではなくて 見た目のスッキリ感と生活のしやすさ 使い勝手をバランスよく整えるようにしてます。
それでも まだテンテリアも含めて百パーセント理想通りというわけではありません。
何せいずれの拠点も自分一人だけの居住スペースではないので どうしても価値観の違い 生活スタイルの違いがある他人と暮らすのは 価値観のすり合わせが非常に難しいのです。
でも断捨離歴も長いので かなりコツは掴んできてます。
綺麗になってよかったことなど(メリット)
超汚部屋から物が極端に減って綺麗に片付いた部屋に住むようになって どんなメリットがあるのか? どんな変化があったのか 書いてみます。
出費が減った
余計なものを買わなくなったので明らかに出費が減りました。
頭がスッキリしたので金銭管理も以前よりはちゃんと出来るようになったのと 心が安定したので心を埋めるためのモノを買う必要が亡くなったのも大きいです。
行方不明の回数も減ったので 重ねて買うことも減りました。
同時にお金の不安も軽減しました。
仕事の効率が上がった
以前はパソコン周辺に趣味のモノも置いてたので デスクワークの際に 気が散って集中できませんでした。
そんなの当たり前じゃない?と思うかもしれませんが 私のADHDの性質上 同時進行で様々なことを行うという生活スタイルは当たり前だったので そのデメリットについて考えたことがありませんでした。
なんとなくそうかな・・・と気づいて 同時進行をやめたことがありましたが やっぱり耐え切れず元に戻ってしまってました。
でも 断捨離やミニマリズムを研究 実践してから生き方や思考そのものを変えると 同時進行をしないでいられるようになり 物理的にも切り離すことに成功しました。
お陰で 仕事と趣味の切り替えがちゃんと出来るようになり 仕事に集中できるようになりました。
幸福度が増した
物が減ることで幸せの価値観がガラっと変わりました。
物がないことで感じていた不安や不幸感 焦りというものが変わって
物がない(物を買わない)今の方が幸福度 充実度が高まりました。
物がないというだけでなく やることも敢えて減らして
何もしない時間 何もない空間をじわじわっと味わうことで得られる幸福感がとても心地よいのです。
でもこれは 私自身が小さいころから求めていた生き方そのものだっんだな・・と実感してます。
人によっては それを幸福と感じないかもしれませんが
私は 何もしない ぼーっとする時間が大好きでした。
ただ 庭に咲く花を眺めたり 砂糖粒を運ぶアリの行列を観察したり 池で元気よく泳ぐ金魚を飽きもせずに見つめたりするのがとてもとても好きでした。
自分の幸福を感じるポイントがやっとわかったのです。
最後に まとめ
多趣味でモノも増えやすい上にADHDという散らかりやすい性質を抱えての汚部屋脱出はなかなか苦労が伴いましたが その苦労以上に喜びの方が大きく 今は部屋が片付いてるというだけで豊かでれた気持ちでいっぱいです。
心が空っぽでモノを買うことでその空洞を必死に埋めようとしてた過去から
本当の意味での豊かさや心を満たす方法が分かった現在
部屋はその人の心を表すというのは本当だなと つくづく実感します。
before afterの画像がないので 分からづらいけど メンタルの面で少しでも参考にしていただけたらと思います。
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