こんにちわjunnyです。
今回は 【牡丹と芍薬の違いとその見分け方】について書いてみようと思います。
立てば芍薬座れば牡丹・・と聞いたことがあるかもしれません。
いずれもその美しさで有名な花でこの両者が非常によく似た花であることを知ったのは実はわたくし2017年5月の松江旅行で初めて知りました。
松江市にある 牡丹(ぼたん)で有名な大根島を訪れた際に ちょうど牡丹のシーズンが終わりかけで次の芍薬(しゃくやく)が咲き始めてた頃でした。
でも よーく見ても
その違いがよくわからなかったんです。
一応両方とも 同じボタン科ボタン属ですが全く別の植物となります。
う~ん 益々よくわからなくなってきました(汗
ということで 花が元々好きで知識欲がある私はその違い知りたくて調べてみましたので それをシェアしてみたいと思います。
葉っぱの形が違う
ぱっと見たときに一番分かりやすい違いが 葉っぱの形です。
・牡丹の葉→ ギザギザでツヤがなく、大きく3つに分かれてる
・芍薬の葉→ ギザギザはなくツヤがあり 丸みを帯びている |
百聞は一見に如かず
では 早速その違いを実際に私が撮影した画像で見てみましょう
↓↓
【牡丹の葉っぱ】
はい 確かに3つに分かれててギザってますね。
太陽の光に当たってるけどツヤもないような気がします。
では芍薬は?
【芍薬の葉っぱ】
形が全く違いますね。
丸みを帯びてるようには見えませんし ツヤもこの画像では少しわかりづらいです。
とりあえず 葉っぱの形が一番見た感じで分かりやすい差だと思います。
つぼみの形が違う
次に、つぼみの形が違うので それも見分ける大きなポイントとなります。
・牡丹のつぼみ→ 先が少しとんがっている
・芍薬のつぼみ→ 丸い球形 |
【牡丹のつぼみ】
※はなどんや通販サイトより画像お借りしました
【芍薬のつぼみ】
※フリー素材使用
つぼみの方は分かりやすい画像を探してみたのですが意外と探すのに苦労しました。
そもそも 芍薬と牡丹をあまり区別なく画像として載せてるものも多く、違いがハッキリと分かる画像が少なかったのです。
実際のところもしかすると 実物を見ても見分けが難しいかもしれませんが一応その差を頭に入れておくと見分ける手掛かりとなるでしょう。
花の散り方が違う
最後の見分け方は 花の散り方が違う です。
これは 散る瞬間を見ないとわからないかもしれませんが これも頭に入れておくと見分けるポイントとなるものです。
・牡丹の花の散り方→ 一気に豪快にパラパラっと散る(茎は枯れずに残る)
・芍薬の花の散り方→ しがみつきながら花の頭ごと落ちる(葉も茎も枯れる) |
一応図解にしてみました↓
終わり時にも違いが表れるんですね。
いずれの花も散るではなく 『崩れる』という表現をするそうです。
桜のような可憐な散り方ではないのですね。
咲く時期が違う
咲く時期にも差があるようです
・牡丹の咲く時期→ 4月下旬~5月上旬(晩春)
・芍薬の咲く時期→ 5月~6月(初夏) |
その差はほんの少しなので 時には同じ時期に咲くこともあるようです。
私が牡丹園を訪れたのが 5月半ばで 確かにちょうど牡丹が終わりをつげ次の芍薬が勢いを増し始めた時期でした。
なので、入園料がほんの少しだけ安かったんですよ^^
一応牡丹園なので 牡丹のシーズンオフということなのでしょう。
でも芍薬だって十分綺麗なんですけどね・・・(見た目そんなに変わらないし)
香りが違う
なんと香りにも違いがあるのだそうです。
これは実物を目の前にしないとわかりませんね~
・牡丹の香り→ 基本的に香りはない
・芍薬の香り→ 薔薇のような甘く爽やかな香り |
因みにフランスでは爽やかな香りのワインを『芍薬の香り』と表現するのだとか。
こう聞くとちょっと実際にどんな香りか嗅いでみたくなりますね。
樹木か草かの違い
こちらも見分けるポイントの一つになりますが かなり意識してみないとわかりづらいかもしれません。
・牡丹→ 樹木(幹があり枝分かれして花を咲かせる)
・芍薬→ 草 (まっすぐに茎をのばし、伸びた茎の先に花を咲かせる) |
牡丹は樹木に分類されるので 茎(要は木の部分)を残してそのまま越冬し、茎から芽を出します。
芍薬は草に分類されるので 茎は枯れて根だけ残して春にまた新芽を出すのです。
まとめ
最後に
牡丹と芍薬の違い 見分け方のポイントをまとめてみます。
牡丹(ぼたん)
・葉っぱ→ ギザギザでツヤがなく 3つに分かれてる |
芍薬(しゃくやく)
・葉っぱ→ ギザギザはなくツヤがあり丸みを帯びてる |
と 一見非常によく似た花であるにも関わらず、意外とその違いの多さに驚きました。
でもそのおかげで見分けるポイントも分かりやすいですね。
今回は島根の大根島に行くことでこうして調査することが出来ました。
花はただ美しさを鑑賞するだけでもいいのかもしれないけど 詳しく知ることでより一層楽しめる気がします
今回はその見分け方に焦点を置いて記事を書いてみましたが その歴史や生産地など調べてみても面白いかもしれませんね♪
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